ガマクジラ 塗装編

2015年8月7日 at 4:30 PM

ガマクジラの塗装ポイントはやはり

メン氏が表現したガマクジラ(カエルとクジラの質感)の肉感モールドを活かし、

よりリアルに再現する事になりますっ。

水場に生息する生物らしく、

メン氏がイメージした生き物資料を基に生々しさを追求していきます。

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水場に生息する生物の肌は様々なテクスチャーが折り重なっているだけでなく、

ウエット〜ドライの表現も重要なんですよね〜

ガマクジラについても

N・E・T(ナチュラル・エフェエクト・トーン)技法を用いて、

よりリアルに・より自然に、少しづつ肌の階調を何工程も重ねていきます

時間はかかりますが、この手塗りN・E・T技法が

より自然な肌の質感を再現できると考えております。

 

背中一番てっぺんは、分厚い肌をイメージ

塗装方法も変えてます。

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もちろん肉質が違うので、各箇所に合わせ

吹き付け、筆による塗り込みを使い分けていきます。

しかもより生々しくする為、

艶消し、半ツヤ、ツヤありを塗り分け(*_*)!

トップ、センター、足元、フジツボ、口内と

それぞれ質感表現が違うのがお分かり頂けますでしょうか<(`^´)>

 

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ヘッド部分の塗装は、

口中はネチョネチョ・ウェット感。口周りはややウェット。

頭部はセミドライ感を出しました。

分厚い肌のモールドが、より強調されたのがお分かり頂けるかと思います。

この微妙なツヤコントロールもACRO完成品の見所かと思います。

瞳も爬虫類っぽさも出すためアレンジいれてます^^

ほんのひと手間ですがググッと生きた感をアップ↑

ヘッド部は小さいパーツですが、硬さ〜柔らかさ、ウェット〜ドライと

情報がぎっしり詰まった重要パーツですね

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口内は一番生っぽく仕上げており、

そこにも何諧調か書き込み入れました。

このヘッド1パーツだけで何工程かかってるんでしょうか

1.2.3.4.5.6.7....(((*_*)))!?

組立すると見えなくなる箇所ですが、全く抜かりはありません!

 

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焼鳥屋さんの手羽先みたいで、美味しそうに見えますよね。ガマクジラの前足です。

こちらは柔らかめの肉質感とウェット感を表現しています。

両生類の生っぽい肌を再現してます。

 

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怪獣だけではないんですが、個人的に口中のウェット感が大好きなんですよっ!!

このガマクジラは、口中だけでなく、

全身がウェット〜セミドライを表現できる怪獣で、

恐竜でもあり、生物ネイチャーでもあり、両生類・哺乳類いろんな要素が詰まった

お気に入り怪獣なんです。

 

デビッド・メン氏も現在映画のお仕事で忙しくしておりますが、

この塗装サンプルを見てアメイジングっと大満足頂きました!!

 

本商品も量産品クオリティの限界に挑戦し

今までになかったようなインパクトのある

面白い作品に仕上がってきております<(`^´)>

 

今月末発売に向け、出荷前検査実施中!!

間も無く出荷です!乞うご期待。

 

 

ガマクジラご予約受付中

http://store.shopping.yahoo.co.jp/dunk-store/df-0017.html